さつえいだ!チャーリー!

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2007年 11月 22日

夜のチョコレート

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幼い頃、シャーリーはチョコレートを食べさせてもらえなかった。
「からだに毒ですよ」
シャーリーのお母さんは、やさしく言うと、
いつもミルクがたっぷり入ったココアを作ってくれた。
だから寒い季節になると、あたたかいミルクココアのことをシャーリーは思い出す。

そして、シャーリーが勉強で忙しい年齢になった頃。
夜遅い時間に大きな辞書をめくっていると、お母さんが部屋にきて、
「ごくろうさま。口をおあけなさい」
と言って、小さな塊をほおばらせてくれた。
「おいしいでしょ?」
「ええ、とっても」
「頭が疲れた時に、とてもいいのよ、チョコレートは」
「夜にたべてもいいの?」
「必要な時にはね」

夜ねむるまえに、小さなひとかたまりのチョコレートを。
毎晩ではないけれど、たまに。
「必要な時にはね」
母親の口まねをしながら、シャーリーは口にいれる。
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by flower_tea | 2007-11-22 00:42


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