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<  2009年 12月   >
  • 寒くて美しい夜に(さむくてうつくしいよるに)
    [ 2009-12-24 22:25 ]
  • クリスマスのまえに
    [ 2009-12-20 22:08 ]
  • モロッコパン
    [ 2009-12-11 23:27 ]

2009年 12月 24日
寒くて美しい夜に(さむくてうつくしいよるに)
12月の、もっともにぎやかな日。
子ブタのフィーナはしごとをやすんで、一日キッチンにいた。
お昼まえからじゅんびをしていたパンは、日がしずむころにやきあがった。
でも、ほかにもたくさんのパンを、今日はやくのだ。
すっかりくらくなっても。
パンをやいたり、ディナーのじゅんびをしたりと、
フィーナはいそがしくしていた。
すると、シャーリーから電話(でんわ)がかかってきた。

「おそくなってごめんなさいね。
 やっとおしごとが、おわったの、いまから おかをおりて、バスターミナルまでいきます」
フィーナは、レシピをおぼえたばかりの 'ふたござパン'を、すでにやきおえていた。
でも、モロッコパンだけはまだオーブンにいれていない。
今夜(こんや)だけは、「ただいま」の声と同時(どうじ)に、
オーブンからやきあがったパンをだしたいとおもっていた。

 コーンスープ
 マリネ
 タラモサラダ
 チキン
たくさんのおいしいパン
そして、チョコレートケーキ
すべての じゅんびが ととのった時に、またシャーリーから電話(でんわ)がかかってきた。


「いま、バスターミナルでね。お友だちにあえたの。
 もうすぐかえるからね、あと少しまっててね。
 みんなでいっしょにたべましょう。
 でも、どうしてもがまんできなかったら、先にたべててもいいのよ。」

フィーナは、チョコレートをひとかけ口にいれて、
オーブンのまえにいき、パンをやくスイッチをいれた。
きっと たのしくて、あたたかい、しあわせな夜になるとおもった。



May the season bring you the music of laughter, the warmth of friendship, and love.


(さつえいだ!チャーリー 最終章・子ブタ編おわり。
 そして最終回です、今まで見て下さってどうもありがとうございました。)
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by flower_tea | 2009-12-24 22:25
2009年 12月 20日
クリスマスのまえに
子ぶたのフィーナは、クリスマスというものがよくわかっていなかった。
町のひとびとが、やたらとそわそわしているのは、
一年がおわるからなのか、クリスマスだからなのか、
そしてまた べつのりゆうなのか。

シャーリーは、
「クリスマスもお仕事(しごと)ですよ、でも夜にはかえりますからね」
と、しずかにいった。

シャーリーはここのところ毎日(まいにち)いそがしそうで、あまりあそんでくれない。
夜もはやくにねむってしまう。
シャーリーのためいきには、フィーナもこまってしまう。
くらやみのむこうから、
「だいじょうぶよ、フィーナ、なにもしんぱいはいらないのよ」
と、シャーリーがささやく。
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by flower_tea | 2009-12-20 22:08
2009年 12月 11日
モロッコパン
子ブタのフィーナは、ピンセット工場(こうじょう)ではたらいている。
火曜日(かようび)と金曜日(きんようび)だけ。
そして、
水曜日(すいようび)は、パン作りをおそわっている。
木曜日(もくようび)は、パン作りをおしえている。
パンの生地(きじ)をこねるときは、夢(ゆめ)でいっぱいだ。
どんなパンになるかな、おいしくやけるかな。
たまに、ごくたまに、おいしくやけないことがある。
おなじレシピで、まちがったはずはないのに。
がっかりしてしまい、そして、おなかが、せつなくなってしまう。
シャーリーがとなりの部屋(へや)で、どたばたとしている。
「CDがないのよ、どこにいったのかしら」
また何かをなくしたらしい。
 いそいでパンをやいてあげないと!
フィーナは少しだけあわててしまう。
おいしいパンがやけますように。
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by flower_tea | 2009-12-11 23:27