2008年 12月 21日

鏡のお城(かがみのおしろ)

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鏡のお城(かがみのおしろ)のなかは、まっくらでした。
うっすらとあかりがみえると、そこはかがみで、
「ごっつん、あいた」
となるので、なかなかすすめません。
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ステンドグラスのあるへやがありました。
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「このへやにもなにもないよ。
 おや、あっちかな?」
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チャーリーはおそるおそるすすみました。
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とびらのむこうの、またそのむこうに。
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ひときわあかるいへやがありました。
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(つづく)
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# by flower_tea | 2008-12-21 22:38
2008年 12月 16日

お城の門番(おしろのもんばん)

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「おまえはなんだあ〜、たべちゃうぞお〜」
「わあー、でたー!」

チャーリーは町のはずれにあるお城(おしろ)にいきました。
そこにはドラゴンの門番(もんばん)がいました。

「夏(なつ)にさむくて、冬(ふゆ)にあつい。春(はる)にかれて秋(あき)にさく、
 な〜んだ?」
「え?」
「このなぞなぞの答え(こたえ)がわかったら、くわないでやるぞ、二度(にど)はいわないぞ」

一度(いちど)きいたことのあるなぞなぞでした。
旅(たび)のあいだ、チャーリーはずっとかんがえていたのですが、
だれも答え(こたえ)はしらないので、たしかめることもできませんでした。
チャーリーはドラゴンにたべられてしまうかもしれない恐怖(きょうふ・こわいきもち)よりも、
このドラゴンが答えをしっているのだ、とうれしくなってしまいました。

「あなたはこたえをしっているんですね」
「あーたりまえだあ〜、どうだ、わからないのか、それならおまえをくうぞ、
 あたまからがいいか、そのほそいしっぽからがいいか、どっちだあ〜」
「たびをしながら、ずっとかんがえていました、さかさまの世界(せかい)ですよね。
 かがみ、こたえはかがみだとおもっていました。
 でもだれにきいても、しらない、としかいってくれなくて、、」
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「せいかいだよ、おめでとう、きみをたべそこなったのは残念(ざんねん)だけど。
 はじめてせいかいしたひとにあえてうれしいよ。
 さあ、お城(おしろ)まであんないするよ。」

チャーリーは。
「ゆめをみているみたいだ」
とおもい、ぼーっとしてしまいました。

(つづく)
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# by flower_tea | 2008-12-16 11:02
2008年 12月 09日

スケボーにのって

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チャーリーは石版(せきばん)のなぞをしらべるために、町(まち)のあちこちにいきました。
もう最後(さいご)にのこっているのは、お城(しろ)だけでした。
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「あのおしろには、いきたくないんだよなあ。
 あそこには、人食い(ひとくい)ドラゴンがいるって、だれもがうわさしているよ。
 たしかめにいった人で、もどってきた人はだれもいないんだ」
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でも、チャーリーは、あせっていました。
「もう時間(じかん)がないよ、あそこにいくしかないんだ」
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スケートボードにのって、チャーリーはドラゴンがいるというお城をめざしました。

(つづく)
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# by flower_tea | 2008-12-09 16:00
2008年 12月 03日

くるみ

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おひさまが低く(ひくく)てらす季節(きせつ)に、
チャーリーは、くるみをみつけました。
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クルミはかそけき味(あじ)なのですが、でもたべているとすぐにおなかいっぱいになったのです。
いがいと油(あぶら)っぽいのでした。

(つづく)
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# by flower_tea | 2008-12-03 16:36
2008年 11月 21日

6人の偉人(ろくにんのいじん)

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「おい、めしはくっているのか?」
旅(たび)をつづけているチャーリーは、あまりごはんを食べていませんでした。
チャーリーのおなかが、きゅうう、となったときに、あたまの上から声がきこえたのです。
「おい、めしはくっているのか?」
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見上げるとそこには6人の偉人(いじん・えらいひとのこと)がいました。
「よくかむんだ」
「かんでいるひまなんかないぞ、ながしこめ」
「水はだめだ、お茶(おちゃ)をのむんだ」
「いや、水がいちばんからだにいいぞ」
「やさいを生でたべるな、かならず火をとおすんだ」
「生でたべられるやさいをさがすのだ」
「肉(にく)をたべないのは、食事(しょくじ)ではない」
「肉(にく)ばかりたべていると、あたまがわるくなるぞ」
チャーリーは、
「いっぺんにいわないでください、しかもばらばらなことを、どっちがただしいのですか?」
とたずねました。すると、
「すべて正しいのだ!」
「、、、」
チャーリーがためいきをついて、たちさろうとすると、
「ひとつだけ教えて(おしえて)やる。いいか、めしは食え、なんでもいいから食え。
 食わないと、あたまがわるくなる。これだけはほんとうだ」
「ごはんたべている時間(じかん)もないのです」
「いいわけはだれでもできる。
 食事の時間(しょくじのじかん)をつくらないのは、おまえの意志(いし)だ。」
チャーリーは返事(へんじ)をするかわりに、ぺこりとあたまをさげてたちさりました。

(つづく)
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# by flower_tea | 2008-11-21 00:25
2008年 10月 27日

ラッキーなら

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親切(しんせつ)すぎる地図(ちず)は、かえってつかいにくいことがあります。
「あっちにいけ、こっちにいけ、って、いそがしすぎるよ」
チャーリーは、おなじ場所(ばしょ)にいかないように、色鉛筆(いろえんぴつ)で、
しるしをつけていました。
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「けっきょく、ちずも、いろえんぴつも、あまりべんりじゃないってことさ」
チャーリーは、地図(ちず)をしまいましたーすてることはしません。
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宝探し(たからさがし)をつづけていると、たまに、ほんとうにたまに、
ラッキーな ーオムレツがきれいにやけるようなー 日には、オバケにであえます。
ひとりでつづける宝探し(たからさがし)は、たまにさびしくなるけれど、
そんなとき、オバケは話し相手(はなしあいて)になってくれるのです。
「おにいさん、すてきなマフラーしているね、ぼくにちょうだいよ」
「だめだめ。だって、オバケさんはさむいもあついもないでしょ?」
「そんなこといわないで。おにいさん、そのマフラーでずいぶんといいおもいしたでしょ」
「まあね。でも、まだまだぼくにはこのマフラーはひつようなんだよ」
こんなふうに、オバケはなにも役立つ(やくだつ)ことはおしえてくれないけど、
気晴らし(きばらし)になることがあるのです。
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# by flower_tea | 2008-10-27 22:34